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2026.03.24
インタビュー

vol.14「新生活」

3 月も後半になると、卒業式や人事異動などがあり、4月に入ると入学式・入社式なども控えています。これを機に、新生活を始める方も多い時期です。 新生活の準備では、家具・家電・日用品など、揃えるものがたくさんあります。毎日の食事に関わるものとして、炊飯器を新調したり、買い替えたりする方もいるのではないでしょ うか。ただ、炊飯器は炊飯方式・容量・機能・価格帯に違いが大きく、何となく選んでしまって「思ってい た仕上がりと違った」と感じることも少なくありません。 そもそも炊飯とは、お米に水と熱を加えて、「煮る・蒸す・焼く」を組み合わせた複合加熱によって、 硬い生米をご飯へと変える調理工程です。炊飯器は、その工程を安定して行うための調理器具(調理家電)として、時代とともに進化してきました。現在主流の炊飯器は、マイコン炊飯器、IH炊飯器、圧力IH炊飯器の3タイプに大別され、価格も 1,000 円から10万円台までと幅広くあります。 購入する際は、価格だけで決めてしまうのではなく、実際にどのように使いたいのか、どこまで炊飯 機能を利用するのか、朝ご飯も食べるのか、お弁当は持っていくのか、何時間保温したいのかなどを 考え、必要に応じた炊飯器を選ぶことで、失敗しにくくなります。 ただし、炊飯器メーカーによって炊き方や炊き上がりの考え方が異なるため、仕上がりの食感や味わ いにも違いが出ます。 メーカーや機種によっても傾向はさまざまで、カタログスペックだけで「自分好みかどうか」を判断 するのは難しく、実際に使ってみないと分からない部分もあるのが正直なところです。 そこで、炊き分け機能や水加減などを工夫しても好みに合わない場合は、炊飯器側だけでなく「お米」 を見直してみるのも一つの方法です。 同じ品種でも産地を変えるだけで印象が変わることがありますし、産地や品種が固定されている場合 は、思い切って品種を変えてみるのもおすすめです。・炊き上がりを柔らかめにしたい場合は、ひとめぼれやコシヒカリ。 ・あっさりとした食感なら、青天の霹靂やあきたこまち。・もっちり感を楽しみたいなら、ゆめぴりかやミルキークイーン。・しっかりした粒感なら、雪若丸やはえぬき。研ぎ方や炊き方、水加減を大きく変えずに品種を変えてみることで、炊飯器との相性や炊き上がりの 違い、好みが見えてくるはずです。産地からお米をもらっている場合や、ネット・ふるさと納税などでお米を購入している場合は、 簡単に産地や品種を変えられないこともあります。そのような場合は、家庭用精米機の多機能を活用してみるのも良い方法です。 毎日のご飯の味わいを左右する大切なポイントが「精米」です。お米は精米したてが一番おいしいと言われますが、それは事実であり、産地や品種、特徴の良さ が最も発揮されやすい状態でもあります。 精米仕立てのお米は、米粒の表面がみずみずしく乾燥も少なく、汚れも付きにくいため、強く研 ぐのではなく、軽くすすぐ程度で炊くことができます。結果として、品種の特徴をほとんど失わずに炊き上げることにつながります。また、家庭用精米機をお持ちの場合は、精米度や各種モードを活用して、炊き上がりの食感を整 えることも可能です。 柔らかく炊けてしまう場合は、精米モードを一段階下げることで改善することがあります。 逆に硬く炊けてしまう場合は、リフレッシュ(再精米)モードを使うことで、硬さが軽減される こともあります。家庭用精米機をお持ちの方は、ぜひ試してみてください。毎日のご飯は、炊飯器の機能だけで決まるものではありません。「お米を選ぶこと」「精米に目を向けること」で、味わいは大きく変わります。 新生活のタイミングに、ぜひ一度、ご自身の好みに合ったご飯のかたちを探してみてはいかがで しょうか。
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