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コラム

2026.01.21
インタビュー

vol.12 「恵方巻」

毎年特定の日時に繰返し行われる行事は年中行事と言われ、稲作社会を背景に、中国の暦法の影響を受けて成立していますが、日本独自の生活習慣等によって、現代ではバレンタイン・ハロウィン・クリスマスといった海外発祥のイベントも含まれて変化しています。1 月の年中行事と言えば、新年を祝うための日本の伝統的な料理で、家族の健康、豊作、子孫繁栄などを願い、縁起の良い食材を重箱に詰めた「おせち」。地域によって異なりますが、お餅が主で、年神様にお供えした餅や野菜などを一緒に煮て、正月の祝い料理として食べられる「お雑煮」。7 日の人日の節句に、無病息災を願い、春の七草(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)という野草を入れた「七草粥」。15 日のハレの日に、邪気払い、健康、豊作祈願を願い、米と小豆を一緒に炊き込んで食べる「小豆粥」などがあります。2 月の年中行事となると、恵方巻き、豆まき・福豆、バレンタインデーでしょうか。「恵方巻き」は、商売繁盛や無病息災を願い、七福神にちなみ7種の具材(かんぴょう、椎茸、きゅうり、海老、鰻・穴子、桜でんぷ、玉子焼き)を入れ、節分の日に、その年の歳徳神(としとくじん)という神様がいる方角「恵方」を向いて、言葉と一緒に福や運気が逃げてしまわないように、願い事を思い浮かべながら無言で、最後まで1本丸かぶりすると、願いが叶うとされる太巻き寿司の事です。恵方巻の起源・発祥には様々な説があって、どの説が正しいのかハッキリとした事は判っていませんが、江戸時代後期から明治時代初期にかけて、商売繁盛・無病息災・家内円満などを願って食べられるようになったのが起源とする説が現在は強いようです。それをコンビニやスーパーが、様々な種類の太巻き寿司を恵方巻きとして販売するようになって、全国的に定着していったという説です。本来の恵方巻きの7種の具材には、各々意味があって、かんぴょうは長寿。椎茸は健康。きゅうりは9 つの利。海老は長寿。鰻・穴子は長寿・出世。桜でんぷは縁起。玉子焼きは金運などです。しかし近頃の流行恵方巻きは、海鮮恵方巻き、サラダ恵方巻き、洋風恵方巻き、中華恵方巻き、揚げ物恵方巻き、ステーキ恵方巻き、うどん恵方巻き、キンバ恵方巻き、ドライカレー恵方巻き、オムライス恵方巻き、ロールサンド恵方巻き、ロールケーキ恵方巻き、スイーツ恵方巻きとジャンルを超えて幅広く、様々に変化しています。中には1本ではなく食べ易く切っている恵方巻きもあり、巻いてあれば何でも良いのか?切ってしまったらただの太巻きでは。と突っ込みたくなってしまう時もあります。よって「恵方巻きに合う今年のお米は〇〇〇〇〇」と言いたくても、酢飯なのか、白米なのかによっても違ってしまうため、今回は酢飯で作る恵方巻きという事で説明しようと思います。基本的に酢飯に合うお米は、お酢との相性が良く、ご飯粒の大きさが揃っていて、程よい米粒感があり、粘り過ぎず、寿司桶(飯台・飯切)から、シャリとして一定の量が素早く取り出せ、握りやすくて型崩れせず、赤身・白身・光り物・貝類・イカ・蛸・甲殻類・魚卵等の具材との相性も良く、喉越しも良く、冷めても味落ちがしにくいお米となり、つまりは、なかなか選ぶのが難しいお米だという事です。そのため、酢飯専用に、コシヒカリ系とササニシキ系をブレンドして作っていた時代もありましたが、現在は900以上の品種が存在しているため、ブレンド米ではなく、産地・品種で選ぶ事が出来るようにもなっています。手に入りやすくて代表的な品種を上げると、北海道ななつぼし、青森県青天の霹靂、秋田県あきたこまち・サキホコレ、山形県つや姫等だと思います。酢飯にする時は、研ぎ過ぎない事、米粒を割らない事、研いでから乾燥させない事、長い時間の浸水をしない事、炊飯器の寿司米モードを使う事、モードが無い場合はメモリ線の下に水加減をする事、炊き上がったら直ぐにほぐす事、シャリ切りをし過ぎない事、ご飯粒を潰さない事等の注意をして下さい。そして、巻きすで巻く時には、ご飯粒を潰さない程度に均等に力を加えながら巻いて下さい。ラップ等で巻く場合も、おにぎりになってしまわないように、力の入れ過ぎには注意してください。均等に適度に巻く事で、7つの具材の食感・美味しさを、口の中で体感しながら、丸々1本を食べ切る事が出来ると思います。体験上注意してもらいたいのが、水分や臭いを吸ってしまう具材の側に、生の具材を並べない事です。具材によっては、口の中で生臭く感じたり、ベッタリとした食感になってしまったり、食べ難くなってしまったりした事がありましたので。
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2025.12.22
インタビュー

vol.11 「年末年始の食卓に!精米機でつくる行事食」

鏡餅・お供え餅やお雑煮・焼き餅などのお餅は、購入される方が圧倒的に多いと思いますが、家族で一緒にお餅を作っているご家庭も、実は意外と多いのです。お餅を作るといえば、昔はもち米を蒸かしてから、少量ずつ臼で杵つきしていました。その後、搗く専用の家庭用もち搗き機が誕生し、1970年には「蒸す」と「搗く」を一体化した全自動家庭用餅搗き機が初めて発売され、当時はかなりの人気となりました。しかしその後、お餅を食べる文化そのものが衰退したことで、家庭でお餅を作る機会は減っていきました。一方で、朝食にパンやご飯の代わりとしてお餅を取り入れる方や、グルテンフリーの考え方が広まったことにより、近年では再びお餅作りが見直され、復活しつつあるとも言われています。餅搗き機を上手に使いこなしている方の中には、家庭用精米機を併用している方も多くいます。もち米を玄米で購入し、白米のお餅だけでなく、よもぎ餅・豆餅・みかん餅・くるみ餅など、さまざまなバリエーションを楽しんでいるそうです。また、大福・おはぎ・お団子・桜餅・ちまきなども手作りし、分搗き米機能を活用して、食感や栄養価の異なるお餅を作る方もいます。たとえば、時間が経っても硬くならず、しっとりと食べやすい「2分搗きの玄米餅」、白米餅との中間で栄養や繊維質が摂れる「3~5分搗き餅」、さらに白米餅のような食感で胚芽のプチプチした食感が楽しめる「6~8分搗き餅」など、それぞれの特徴を楽しめます。ご家庭で鏡餅を作る場合、大小2つの丸餅を重ねて橙を載せるのが一般的です。正月飾りとして神仏に供える日本の伝統的な風習であり、大きさは1号から4升などさまざまですが、特に厳格な決まりはありません。お供えする場所や他のインテリアとのバランスを考えて選ぶと良いでしょう。お飾りする理由は、年神様をお迎えし、1年間の平安と繁栄を願うためです。鏡餅は年神様の依り代とされており、「鏡」と呼ばれるのは、昔の鏡が神聖なものとされたことに由来しています。鏡餅・おせち・お雑煮はいずれも年神様へのお供え物です。鏡餅は年神様が宿る依り代であり、おせちは年神様を家にお迎えし、家族と共に食事をすることで福を招き、災いを払う意味があります。お雑煮は、さまざまな具材を煮合わせ、神様と分かち合って食べることで、豊作や家内安全を祈る神聖な料理として伝えられてきました。鏡餅・おせち・お雑煮という言葉や食べ方は、漠然と知っている方も多いと思いますが、由来を知ると新たな気づきが得られるかもしれません。この機会に、改めて見直してみてはいかがでしょうか。ちなみに、おこわ用のもち米を浸水させる時間は、炊飯器を使用する場合は20分~1時間程度、蒸し器を使用する場合は4時間~一晩浸水させるのが良いでしょう。もち米に芯が残ってしまうため、絶対にザル上げはしないでくださいね。
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