秋の味覚!きのこ・さつまいも・栗を使った炊き込みご飯


夏と比べて秋の食材は、冬に向けて栄養を蓄えるため、水分が少なく栄養価が高いのが特徴です。
味が濃く甘味も強く、風味を楽しめるものが多く揃います。
具体的には、栗・カボチャ・さつまいも・里芋・蓮根・ゴボウ・松茸・しめじ・椎茸・なめこ・秋鮭・秋刀魚・鯖・鯵・鰹など。
新米も同じで、この時期しか味わえないキラキラと瑞々しい艶、口に運ぶまでの甘い香り、そして口の中から鼻に抜ける芳醇で奥深い香りが魅力です。
食感は粒感を感じつつもやや柔らかく、噛みしめることで強い甘味が広がります。
ただ近年は、しっかりとした粒感を好む方も増えたため、新米ならではの柔らかさを苦手と感じる方も少なくありません。
その場合は、炊くときの水加減を少し控えめにしてみてください。
炊き上がったご飯にツヤがある限り、水を減らしても問題ありません。
アンケートでも「秋の食材と新米」と聞くと、きのこ・栗・里芋を使った炊き込みご飯と答える方が多く、秋の定番としての人気が伺えます。
≪炊き込みご飯を美味しく作るポイント≫
多くのレシピでは「お米を研いだらザル上げを〇〇分」と書かれていますが、ザル上げをするとお米が乾燥して割れる原因になります。
そのため、ザル上げはせず、研ぎ終えた新米を炊飯器の内釜に入れ、冷たく冷やした浄水器の水やミネラルウォーター(出汁を含む場合もあり)を炊飯器の目盛りまで加えましょう。
具材は炊飯プログラムの妨げにならないよう、大きすぎない食べやすい大きさにカットし、内釜の中に偏りなく均一に広げます。
炊飯器に炊き分け機能があれば「炊き込みモード」に設定してからスイッチを入れてください。
なお、炊き込みご飯は具材を多く入れるため、5.5合炊きの炊飯器でも炊ける量は3合までが目安ですので注意が必要です。
炊き上がったらオコゲができる場合もあります。
その際は、保温にせずすぐに蓋を開け、具材と新米を上から下まで均一に、米粒を潰さないようにふっくらと素早く混ぜてください。
最後のほぐしを丁寧に行うと、炊き立てはもちろん冷めても、具材の食感や味をしっかり楽しめますので、必ず行ってください。
